「大衆寿司」が多く存在した40年前
現在「寿司」というと「高級な寿司」か「回転寿司」が主流ですよね。
40年くらい前までは「大衆寿司」が盛んでした。
庶民は「大衆寿司」を利用していました。
カウンターもありお酒を飲みながらお寿司や刺し身を楽しんだりする居酒屋スタイルがメインでした。
もちろん大将のおまかせコースを楽しむこともできます。
そして出前も盛んでした。
値段は1人前1200円〜3000円くらい。
松・竹・梅のコース。
昭和の頃のお正月は1月1日から1月5日くらいまで開店しているお店はお寿司屋さんくらいでした。
お寿司屋さんは大繁盛で正月は休みなくにぎり、配達をしていました。
それから時代が経ち、「大衆寿司」は絶滅に近いほど廃業に追い込まれました。
当時、東京の下町には現在のコンビニよりも多くの「大衆寿司」が店を構えていました。
絶滅の理由は2つ。
「宅配寿司」と「回転寿司」の店舗展開です。
安くお手軽なお寿司と引き換えに、大衆寿司が大切にしていた「寿司文化」も一緒に消えました。
大衆寿司と一緒に消えた「寿司文化」とは?
もちろん高級寿司を食べれば寿司文化を楽しむことはできます。
しかし大衆的ではなくなってしまったということです。
お寿司で季節を楽しむこと
お寿司はその季節の旬に合わせた魚を楽しむことができました。
○春のサヨリなど
○夏のシンコなど
○秋のもどりカツオなど
○冬のタチなど
旬の魚を楽しむことはお寿司を楽しむ醍醐味でした。
お店の技を楽しむ
大将の技を楽しむのも大衆寿司の楽しみ方です。
お店によって修行先が違い、修行先の突き出しやガリにも個性がでます。
こういった楽しみを普段から味わえたということです。
寿司から「現代寿司」への変化
寿司という良いイメージをそのまま維持しながら、酢飯の上に生魚を乗せる料理を「寿司」として定着させたのが、現在の宅配寿司や回転寿司の「現代寿司」です。
伝統を守っている「高級寿司」は寿司文化をつないでいます。
「現代寿司」とは?
いわゆるシャリに何かが乗っている、寿司文化を削ぎ落とした料理が「現代寿司」です。
機械でシャリを握り、ごはんの塊にお刺身や天ぷらや肉など何を載せてもOKのルールが「現代寿司」。
1皿100円で「お寿司」と比べると安いけど、コンビニのおにぎりよりは高級ですよね。
ラーメン文化も変わりつつあります
ラーメン店のフランチャイズ化が進み、セントラルキッチンでスープや具を作って、店舗では茹でた麺に温めなおしたスープを注ぎ、具をトッピングされたラーメンを愛情なく提供されても嬉しくない。ラーメン文化も変わりつつあります。
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